お蔭様で二代目院長として継承開業してから30年になりました。過ぎてみればアッという間で
正に「光陰矢の如し」でした。当初、乳幼児健診や各種ワクチンで拝見した子供さん達が、
就職結婚して赤ちゃんを連れて来院されビックリさせられることもありました。
昔から「内科・小児科」を標榜していますが、
今や「内科・老年科」という現状に少子高齢化を実感しているところです。
こうして「かかりつけ医」や「地域医療」の醍醐味を味わうことも出来ました。
社会も医療もドンドン進化して、例えば連絡方法はポケットベル→PHS→携帯電話→スマホへと変わり、
また、ロボット手術や遠隔診療も珍しくない時代になりました。他方、医療体制や患者さんの意識も変化して、病院経営の赤字、
医療スタッフの過重労働、救急車の乱用、モンスター患者、医療裁判の増加、
高齢者介護の疲弊などは枚挙に暇がありません。諸外国から「医療天国」といわれる日本の医療が非常に心配です。
さて、「マイナ保険証」が強引に推し進められています。これまでは1種類だけだったのに、
5種類(従来の保険証、マイナ保険証、資格確認書、資格情報のお知らせ、スマホ)を使い分けるようになりました。
当然のことながら受付現場は混乱しています。一部のIT業者だけが潤うDXは本末転倒です。
そもそも「病歴」は究極の個人情報なのですが、情報漏洩は必ず起こります!
しかし、その時は誰も責任をとりません。このままだと今後、銀行口座、運転免許、顔認証システムなどの紐づけで
全国民が一元管理される可能性があります。
コロナ対応で迷走してきた政府。ワクチンの副作用を隠蔽する厚労省。
金だけ今だけ自分だけの政治家達。誹謗中傷が飛び交うSNSの放置。
デマや嘘が満ちあふれたネット社会。忖度三昧で公平な報道をしない新聞テレビ。
サイバー攻撃対応力が低いIT後進国の日本。スマホ依存(中毒)の現代人。
人類を支配しそうなAIの脅威…皆さんのお考えは如何ですか。
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