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スピリチュアル

 約10年前から『スピリチュアル』という言葉をよく耳にするようになりました。これは「精神的な」とか「霊的な」という意味の英単語(形容詞)だと記憶していたので多少の違和感を持っていましたが、現在の日本では『精神世界』という言葉(名詞)として使用されています。 調べてみると、アメリカでも「宗教的民謡」を意味する名詞としての使用もあるようで、白人霊歌、ゴスペルソング(福音賛美歌)、黒人霊歌の3つに分類されているとか。

 以前なら、超能力、霊能力、死後の世界、輪廻転生、UFO、宇宙人などを(真面目に)話題にすると、「ちょっと変な人…」と受け取られて変人扱いされる傾向がありました。 しかし、今や一般のTVや雑誌は勿論、あのNHKが「幻解・超常ファイル」という超常現象を扱った番組を製作放映する時代になっています。 中国やロシアでは昔から超能力の国営専門機関があって、実社会で役に立つ(国益にかなう)研究を熱心にしているそうです。

 小生の記憶に残っている人々は、1970年代に超能力者と言われたユリゲラーさん、スプーン曲げUFO少年と言われた秋山眞人(まこと)さん、1980年代に霊能者と言われた宜保(ぎぼ)愛子さん、 「大霊界」の著者でもあった俳優の丹波哲朗さん、2000年代に正しくこのスピリチュアルという言葉を広めた江原啓之(ひろゆき)さんでした。 そして、最近では坂本政道さんの「体外離脱体験」や矢作(やはぎ)直樹さんの「人は死なない」等の本を読んで益々興味を持つようになりました☆

 さて、ユダヤ、キリスト、イスラムなどの世界の代表的宗教は一神教が主であり、その一神教同士の紛争で凄まじい殺し合いを行なってきた長い歴史があるのです。 今現在も中東のISは残虐な戦争を繰り返しています。 一方、古来日本人は日常の全てに八百万(やおよろず)の神々を感じ、和を尊び、自然を敬いながら、心豊かに、正直に生きてきました。 残念ながら、その平和で豊かな我国も、いじめ、自殺、利己主義、物欲崇拝、各種犯罪が横行する哀しい国になりつつありますが…★

 世の中は、分からない事や知らない事で満ちあふれています!現代医学で治らない難病も沢山あり、患者さん達から精神的宗教や各種健康法についての質問も度々受けます。 小生は「良いとも悪いとも言えませんが、1万円を超えるようなお金が必要な物事には手を出さない方が無難でしょう…」と申し上げるようにしています。 スピリチュアルも玉石混淆であり、本当に素晴らしいものもあれば、嘘と金で汚れたトンデモないものもあるでしょう。一介の医師としてはスピリチュアルヒーリングには関心があり、現代医学でどうしようもない難病が救われる日が来るかもしれない将来を期待しているところです。

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