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日本人らしい外国人

 毎年多くの外国人が日本を訪れています。勿論その大半は観光や仕事が目的の短期滞在です。一方、約150万人の外国人が中長期的に我国で暮らしています。 つまり、今や日本に住んでいる80人に一人が外国人ということになります。国技である大相撲の世界でも外人力士の勢いが増え続けていることは皆様もご承知のことでしょう。

 2万人近くの犠牲者と甚大な被害をもたらした東日本大震災。 被災者達は今も癒えぬ悲しみを抱きながら頑張っておられます。 前代未聞の原発事故の影響が続く中、風評被害などによって多くの外国人が自国に帰っていきましたが、自分一人だけでも逆に向かおうと日本永住を決心されたのが ドナルド・キーンさん(1992〜2019)でした。海外における日本文学の第一人者。米コロンビア大学名誉教授。文化勲章や菊池寛賞など受賞多数。その昔、京都大学に留学し、 三島由紀夫、安部公房、司馬遼太郎らとも交流があった異才。 「誰よりも日本人らしい外国人」のナンバーワン的存在です。

 もう一人の外国人を紹介しましょう。ミスターアセンションことエハン・デラヴィ(J・C・ガブリエル)さん(1952〜)は、小生とほぼ同じ年齢です。 イギリス生まれの彼は22歳で来日。禅、弓道、東洋医学にも造詣が深く、鍼灸師の国家資格も取得。 神戸女学院や関西大学で英語講師を勤め、流暢な関西弁を使いこなす変な外人さんなのです。 シャーマニズム、医学、リモートビューイング、超常現象、古代文明、意識など幅広いテーマを研究するスーパーマン。 そして、その彼いわく「神道に馴染み、素直さと協調性があり、礼儀作法(儀式)の達人である日本人こそ、来たるべきイベントホライズン(省略)に最も相応しい!」と。

日本人が古き良き“日本の心”を忘れて久しいと言われています。 世界(外人)が認める、勤勉性、謙虚さ、誠実さ、思いやりの心、自然を敬う心、礼儀正しく高潔な武士道精神など…、もう一度考え直してみたいものであります。

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