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かかりつけ医

・かかりつけ医推進モデル事業
 1993年から始められた厚生(労働)省の事業で、住民一人ひとりのライフステージに応じた各種の保険医療サービスを身近な所で提供する医師を≪かかりつけ医≫と定義し、 各地域での≪かかりつけ医≫の役割を推進しようという事業です。以前には、家庭医(ホームドクター)という言い方もありました。

・≪かかりつけ医≫とは?
 皆様の普段の健康管理をしてくれる身近な医師が≪かかりつけ医≫です。医師の専門科目も内科、小児科、産婦人科、外科など色々ですが、法律はありませんので、原則は何科の医師でも差し支えありません。 とは言いながら、誰でも良いという訳にはいきませんし、やはり人と人との付き合いですから、好き嫌いもあるでしょう。

・理想的な≪かかりつけ医≫
 “望ましい≪かかりつけ医≫アンケート調査”によると、以下の5つの条件が浮かび上がってきます。
 (1)いつでも
  いつでも気軽に相談にのってくれる。
 (2)近所
  自宅から近い医療機関である。
 (3)説明
  分かりやすく充分な説明をしてくれる。
 (4)信頼
  人間的にも医学的にも信頼できる。
 (5)紹介
  必要な時、すぐに専門病院を紹介してくれる。

・大病院(専門病院)の紹介
 大きな総合病院に出かけたはいいけれど、いったい何科にかかればいいのか迷うことがあります。自己判断で診療科を選んでしまうと、 長い時間待たされたあげくに、他の科に回されるということにもなりかねません。 もちろん迷った時は内科を受診するという方法もありますが、まず≪かかりつけ医≫に相談して、最適の診療科を紹介してもらえば安心です。 倉敷中央病院や川崎医大では前もって日時の予約も可能です。 また、このような特定機能病院を受診するときは、紹介状を持参した方が医療費負担も軽くなります。

・急病になった時は?
 「休日深夜には連絡がとれず、診てくれない医院が多い」というのは事実でしょう。しかし、365日、24時間、≪かかりつけ医≫が対応するのは実際不可能です。 このような時に困らないように、普段から準備をしておいてください。
 【トップページ:救急病院(夜間や休日の急病)

・在宅療養について
 ≪かかりつけ医≫は介護保険と深い関係があります。介護保険制度(2000年〜)は市町村、介護サービス事業者、地域包括支援センター、医師会などが連携して、様々な介護サービスを提供する仕組みです。当院も主治医意見書を作成したり、介護認定審査会に出務しています。

・上手に医者を利用しよう!
 今の世の中、新聞、TV、インターネットなど情報が溢れています。医学医療の分野でも、あまりにも情報が多すぎて混乱するのです。安心して相談できる≪かかりつけ医≫を持つことが第一歩です。

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