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経過観察

・しばらく様子をみましょう!
 よく、医者から聞かされる言葉です。これは、患者さんの症状を時間をおって観察していくこと《経過観察》を意味します。
 症状とは、自覚的な症状(患者さん自身が自分で感じる症状)と他覚的な徴候(医者や家族から見た様子)を言います。
 例えば、体温、血圧、血糖、コレステロールなどは比較的変動が大きく、1回や2回の測定だけでは判断しにくいのです。 ですから重症の救急患者さんを除いて、「しばらく様子をみましょう!」と医者が言うのは当然のことなのです。
 また、赤ちゃんや子供の病気(小児科)では、最初“風邪様症状”から始まる病気が非常に多いため、いくら名医でも判定は困難です。 突発性発疹、水ぼうそう、おたふく、風疹など、しばらくしてから特徴的な変化が現れて気がつく(診断できる)からです。
 しかし、ただボンヤリと時間を過ごすのでは意味がありません。定期的に自分で症状を記録したり、必要な検査をしてもらいながら注意深く症候を観察していく…。そのために 経過表(療養手帳)が役立ちます。熱型表、血圧記録表(血圧手帳)、糖尿病手帳、喘息日誌などが代表的なものです。
 とくに生活習慣病(成人病)のあなたなら、自分なりの療養手帳(健康手帳)を作ることが大切です。さあ、さっそく今日から始めてみましょう!

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